育毛剤に配合されている有効成分「グリチルリチン酸」ってどんな成分

漢方薬としても利用される甘草から抽出された成分

グリチルリチン酸は、漢方薬としても利用されている「甘草(かんぞう)」の根っこの部分に含まれている成分です。

甘草はマメ科の多年草で、主にユーラシア大陸に自生しています。

甘草は薬用の植物として、古代バビロニアや古代エジプトの遺跡からも発見されています。

「目には目を、歯には歯を」でおなじみのハムラビ法典にも、甘草の薬としての働きが記載されているということです。

甘草が日本に伝来したのは中国よりも先だったと考えられており、奈良県にある「世界最古の博物館」ともいえる正倉院にも、大黄(だいおう)や麝香皮(じゃこうひ)、人参などと並んで、生薬としての甘草が保管されています。

ところで、甘草に含まれているグリチルリチン酸には、砂糖(スクロース)の30倍から50倍もの甘みがあることで知られており、そのことから人工甘味料として用いられることもあります。

ただ、多量に摂取すると副作用の恐れがあることが分かってきたため、日本では1日当たりの摂取量を200mg以下に制限しています。

また、グリチルリチン酸は砂糖よりも甘味が強いのですが、甘みを感じるまでに時間がかかるので、砂糖と同じように用いることはできないということです。

 

育毛成分としてのグリチルリチン酸

甘草由来のグリチルリチン酸に、カリウム塩を加えたものがグリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2Kとも)です。

カリウム塩を加えることによって水に溶けやすくなるため、シャンプーや育毛剤、スキンケア用品などによく用いられています。

グリチルリチン酸ジカリウムには、抗炎症作用や抗アレルギー作用があることで知られています。

抜け毛がみられる人の頭皮には、必ずと言っていいほど頭皮環境の悪化がみられます。

頭皮環境の悪化の一因として、洗浄力の高いシャンプーなどがあげられています。

特に、ラウリン酸などの合成界面活性剤を含むシャンプーは、頭皮に与えるダメージが大きいことで知られています。

合成界面活性剤は食器洗い洗剤や洗濯洗剤にも含まれている成分で、油汚れを包み込んで浮かせ、洗い流しやすくする働きがあります。

頭皮に合成界面活性剤を用いた場合、頭皮にとって必要な皮脂までも奪ってしまうため、頭皮の乾燥や荒れ、炎症を招いてしまうのです。

グリチルリチン酸ジカリウムには抗炎症効果があるので、頭皮の炎症を抑え、頭皮環境を改善する働きが期待されているのです。

また、アレルギーによって頭皮環境が悪化することも予防してくれます。

グリチルリチン酸ジカリウムのその他の働きとしては、敏感肌を改善するということもあげられています。

そのため、肌の弱い女性のヘアケア商品にもよく用いられています。

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